shpongle /サイケデリックシリーズ第1弾
感想脳内に止められない人間なのでブログにしました。
ということで、最初はサイケデリックトランスからいくつかのアーティストを『サイケデリックシリーズ』として紹介したいと思います！
というのも、サイケデリックトランスってアーティストによって独特の世界観を持っててその世界がちゃんと音で表現出来てるのがめっちゃ好きなんですよ！視覚的な世界を音で表現できるのやばくないですか？やばい。その世界観をアーティスト別に紹介したい！語りたい！
ということで第1弾はshpongle
サイケデリックトランス界のゴッドファーザーと言われてるrajaramと特にそういう通り名とかはないけどすごい人simon posfordの二人組のグループです。この二人についてもっと語りたいけどそれだけで終わっちゃいそうなので、また別の日に。
今現在(01/21/2018)リミックスやEPを抜かすと計6枚アルバムが出てます多分
1st are you shpongled?
(シュポングルしてる？)
2nd Tales of the Inexpressible
(言い表せない物語)
3rd Nothing lasts....But nothing is lost
(永遠に続くものなどない…しかし失われるものもない)
4th ineffable mystery from shpongleland
(シュポングルランドの形容し難い神秘)
5th museum of consciousness
(意識の博物館)
6th codex VI (こでっくす六)
カッコの中は勝手つけた和訳です。間違ってたらすいません。
もう言い様のないとか形容し難いとかアルバムタイトルで言ってるように言葉で表せない世界観だけどアルバム毎の世界観が魅力的なのでシュポングルだけはアルバム別に語ります。(次回からのサイケシリーズは3人くらいまとめてざっくり書く予定)
1st Are you shpongled?
ジャケのシュポングル君がいい感じにキモいね。
1stは他のアルバムよりアンビエントっぽい気がします。聞き流せる系。
１曲１曲集中して聞くより世界観に浸る感じ。
なんかべちゃべちゃしたりひたひたしたりしてます。怪しいジャングルの奥地で謎の民族が別次元と交流してる…
中でも注目の１曲はなんといっても6曲目のdivine moments of truth。略してDMT(サイケデリックドラッグの名前)
DMTと略したいが為のこのタイトルなんでしょう
歌詞もDMT,DMT,LSD do DMT♪
divine moments now, i love everybody
(LSDはDMTをやってる、神の時間だ、みんな大好き)
わー完全に飛んでる〜！
曲構成もホーミーだの中国の民族楽器だの変わったもの多用しててそういう視点で聞いても凄いんだろうけど音楽素人なので分かりません。わかるのは「うわ〜飛んでる〜！こっちも飛んじゃう〜！」です。
因みにアメリカに行った時に出会ったアメリカ人が「Shpongle好きなの!?知ってるよ！俺シュポングル聞きながら寝たら悪夢見たから嫌いなんだよね！」って言われたんですけどその人が寝ながら聞いてしまったのがこの曲でした。
そら悪夢見るよ、悪夢見たい時に聞くやつだもんこれ。
2nd Tales of the Inexpressible
これは聴きやすくて1番オススメです！
私をシュポングル沼に引き込んだのもこのアルバム。1曲目からラテン系でノリのいいイントロだな〜とか思ってたら、やばい声が「お"え"ぃ"ぐあ"〜〜」って始まります。そこからもうシュポングルランドが全開。これはやばいものを聞いてしまったと思って速攻DLしました。世界観はもうジャケの通りです。霧がかった謎の場所を歩いてたらお空にシュポングル君が浮かんでる、みたいな。2曲目のStar Shpongled Bannerなんてまさにそんな感じ。神様に会うために無人の霧がかった怪しい天国をずっと旅しなきゃいけないんだけどどこ行けばいいかわからないし、霧で視界悪いし…みたいな。
ところで、Star Shpongled Bannerって、Star Spangled Banner(星条旗)のもじりな訳なんですけど、なんで毎回こんなにセンスのいいタイトルつけれるんだろう。感動。そんな訳でシュポングル君は早くもアメリカも支配してしまいましたとさ、強い。
あ、あと8曲目のAround The World In A Tea Dazeもスルーできない。
これは…まさに…地球！！って思ってしまったのは私だけ？？
美しさもあり残酷さもあり緊迫したりリラックスしたり…地球です。これは、地球そのものです。
ここまで書いて一応言っときますが、私は狂ってないです。
3rd Nothing lasts...Nothing is lost
シュポングル君が…！機械化…！？
まさにそんな感じのアルバムでした。
テクノロジーを手に入れた異次元と交信する民族みたいな。これ聞くとテクノロジーを持って異次元旅行ができる。
キャッチーさとアンビエントさは、1stと2ndの間くらい。なんでも元々シュポングルはこのアルバムで終わるつもりだったらしく、1stと2ndの答え的な意味でリリースしたそう。
面白いのがこのアルバム最初から最後まで全部繋がってるんで2時間のものすごい長い1曲にチャプターがついてる的な構成になってます。だから7曲目とかから再生すると唐突に「んビッ！ﾄﾞｺﾄﾞｺﾄﾞｺ」とか始まって「？？？」ってなる。
サイモン曰くこのアルバムの最後で悟りを開くらしい。最後の曲のタイトルFalling Awakeだもんね、こわいね。なんか悟り開けそうになってきたよママ……
4th Ineffable Mystery from Shpongleland
これはすごいぞ…。だってインド人飛んじゃってます。2曲目のshpongolese Spoken Hereの衝撃は凄かったです。だってなんか音で喋るんだもん。喋ってるんだろうと勝手に思ってるんですけど、もう音がひっちゃかめっちゃかですごいことになってます。もうパンの振りとかもすごい。この曲だけじゃなくて全部そうなんですけどヘッドホン推奨です。頭おかしくなるな〜って言うのが最初の感想でした。
このアルバムの中で私が一番好きなのは最後のWalking Backwards Through the Cosmic Mirror(宇宙の鏡の向こう側を歩く)。というかシュポングルの中でも5本の指に入るくらい好きですね。暗くて非常に怪しい！透明人間になりたい？とか空の飛び方知りたい？とか、ものを大きくしたり小さくしたりしたい？とか語りかけてくるんですよ、怪しい人が。これが宇宙の鏡の向こう側なんですねってなります。
好きすぎて死んだらこの曲になりたい。
5th Museum of Consciousness
これとても好き！！初っ端からオルゴール的な音が非常に怪しい！世界観はもう本当意識の博物館です。タイトルもすごいし。
「水槽の中の脳みそ」とか、「クラゲの山の登り方」とか「分子のジャグリング」とか。どこから出てきたその発想。
brain in a fish tankではラジャが「脳みそが水槽を漂ってるみたい…こんな感覚初めてだ…！！」って言うんですけどその時の音が、ヘッドホンで大音量で聞くと本当に脳に水が流れ込んでるみたいに聞こえるんですよ、きもちわるっ！
あと3曲目のjaggling moleculesは完全に名曲です。水の滴る音が響く神聖な響きから突然ダークで緊迫感のあるキャッチーなメロディーが繰り出される所は鳥肌
ドゥントド ツツ ドゥンドドゥンドドって声のリズム好き。口ずさんじゃう、傍から見たら完全にいかれた人だけど 。
そう言えば昔このアルバムのイメージで絵描いたことあるんでついでに貼っときます。こんなイメージでした
6th codex VI
この間リリースされたばかりの最新作！
4年ぶりですね。
曲調は1stに近い気がします。アンビエントっぽい。2nd～5thまでキャッチーな感じだったから初めて聞いた時シュポングルっぽくないなって思っちゃったけど1stを考えるとそうでもない。凄くいいんですけどなんか語りたくなる系じゃないんですね、だから特に書くことない。
2ndのmagumba stateだけ何故かヘビロテしてました。なんか「マグンバの状態のある人はすべての物と時と場所に同化した」とか言ってます、やばい
だから曲の最後に「これは警告だ！恐ろしいなら今すぐ逃げろ！」って言っててもうそこが好き。
と、アルバム全曲レビューしちゃったせいでめちゃめちゃ長くなりました！
ここまで読んでくれた人本当にありがとうございました！！！
次回からはもうちょい熱量抑えて簡潔にまとめたい
とりあえずシュポングル好きもそうでない人もシュポングってみません…？ということでApple Music/SpotifyのシュポングルのURLと、上で取り上げた曲のYouTubeのURL貼って締めたいと思います
Apple Music→ https://music.apple.com/jp/artist/shpongle/4695467?l=en
Spotify → https://open.spotify.com/artist/0m5XJwKGYyUjd3VMfcINCQ?si=ZNvqOpsNQPqU4fmAAnqBmQ
DMT
Dorset perception
Around The World In A Tea Daze
shpongolese spoken here
Walking Backwards through the Cosmic Mirror
brain in a fish tank
jaggling molecules
magumba state
